エル・カザド 第13話「隠す女」

今までマッタリと旅をしていたのに、いきなり目的地に着いたというナレーションからはじまったのには意表を突かれましたが、エリスの出生の秘密がL・Aから彼女にもたらされ、ナディもまた、別の方向からそれを知るということで、二人の関係の転機となるエピソード。真実にそれぞれ異なった方向からたどり着くというのが興味深く、フランクフルトを焼くラストシーンで、同じセリフの繰り返すことで、二人の関係の微妙な変化を描くのも印象的でした。
エリスに拒否されることすらうれしそうなL・Aの変態ぶりがステキで、クラクションを鳴らして援護をするリリオは意外な活躍。銃撃戦はナディたちが逃げてばかりいたせいか冴えない感じでしたが、キャラデザ本人が作監を担当しただけあって、人物の作画も素晴らしいものとなっておりました。