sola 第12話「ユウメイノサカイ」

茉莉と蒼乃の最終決戦。ほとんどの時間をバトルに費やす構成となっていて、クライマックスに相応しく派手なアクションを繰り広げる展開。特に蒼乃の能力の使い方が巧く、遠隔操作と自律行動を生かした攻撃がトリッキーな面白さを見せてくれました。ところどころに入る回想も二人が戦わざる得ない理由を振り返るものとなっていて効果的。
磔にされて主人公なのに全然役に立っていなかった依人が、腕を捨てることまでして蒼乃を止めに入るところからの終盤の盛り上がりも素晴らしく、決着をつけようとする最後の場面において空の映像を背景に流す演出も秀逸。蒼乃にとっての依人がそうであるように、茉莉にとっての空は、求めながらも手に入れることの出来ないものとして、共に幻影を追い求めて生きる存在であることを印象付けておりました。
次回で最終回となるわけですが、お互いのことを思いながらもこじれてしまった3人の関係を、どのようにまとめてくれるのかに期待。