エル・カザド 第16話「怒る女」

最後のナレーションが説明しちゃってるんだけれど、エリスが怒りの感情を自覚する話。
ナディとエリスがタコス屋でバイトをするということで、いつものようにマッタリした雰囲気だったわけですが、L・Aが登場してからの後半がなかなかの緊迫感。ねっとりと迫る彼に対してあくまで客として接していたエリスが、怒りをあらわにしてボコボコにするアクションが見ごたえのあるものでしたよ。
L・Aが歌うタコスソングはかなりの気持ち悪さで、エリスに殴られたことにショックを受けつつもそれを愛とか言い出すのは、まさの変態といったところ。彼の歌からナディの歌につなげたり、彼の独白の最後にローゼンバーグがそれに同意するかのようなカットが入ったりと、場面の切り替えの妙が印象的でした。エリスが店長のタコスを勝手に食べて採用が決まって、それをナディが真似をしたり、水の出し方で笑いを取るあたりもキャラが立っている感じで楽しかったです。