BACCANO! 第1話「副社長は自身が主役である可能性について語らない」

副社長と助手が物語を俯瞰することからはじまる導入ということで、なかなか捻った構成になっているわけですが、登場人物の紹介やそれぞれの視点で物語が進む群像劇としてのこの作品の方向性を、分かりやすく説明していたように思いましたよ。若本規夫による副社長の回りくどい喋り方がいい味を出しておりました。
とりあえず禁酒法時代のアメリカとおぼしき場所を舞台にギャングの抗争を描くといった趣きなんだけれども、それに不死者の存在がどう関わってくるのか気になるところ。初回だけあって作画に力が入っていて、アクションシーンはなかなかの見ごたえ。すぐに回復するとはいえ「痛い」描写が多くておなかがムズムズしてくるんだけれど、それも作画がちゃんとしているこそでなんだろうなと思いました。