バッカーノ!

BACCANO! 第13話「不死者もそうでない者もひとしなみに人生を謳歌する」

これまでの物語をまとめつつも、そこからの広がりも感じさせるよくできた最終回でしたよ。 素手で火炎放射器に立ち向かい、そこで語られる泣き虫な理由と、ジャグジーにはじめの方の話でレイルトレーサー対してビビりまくっていたころとはまるで別人のような…

BACCANO! 第12話「フィーロとガンドール三兄弟は凶弾に倒れる」

今回も含めて放送が残り2話となって、馬鹿騒ぎの方も最高潮といったところ。30年の不死の酒をめぐる話と翌年の大陸横断鉄道での話が、決着に向けて大きな盛り上がりを見せてくれました。 ラッドとクレアの壊れた人間バトルは、能力的にも壊れっぷりにおいて…

BACCANO! 第11話「シャーネ・ラフォレットは二人の怪人を前に沈黙する」

ラッドとシャーネの闘いにレイルトレーサーことクレアが乱入。黒服たちの目的やその中におけるシャーネの立場を知ったラッドが、彼女に対して揺さぶりをかけるところに、クレアが現れ、戦場で銃を持った少年云々の話で逆にラッドを追い込んでいくという流れ…

BACCANO! 第10話「チェスワフ・メイエルは不死者の影に怯え策略をめぐらせる」

ラッドとシャーネの戦いが足場が不安定な列車の上であることを踏まえた上での人間離れしたアクションとなっていてかなりの迫力。ラッドの飛んできたナイフを足で踏みつけて止めるというアクションがカッコよくて痺れるものがありましたよ。ナイフで弾丸を弾…

BACCANO! 第9話「クレア・スタンフィールドは忠実に職務を遂行する」

レイルトレーサーの正体が明らかになるわけですが、はじめの方の話で死体で見つかったはずの若い方の車掌その人だったというのには驚きましたよ。彼が白服と黒服の連中を次々と消していく理由は、恩のある人ための復讐ということで動機は理解できるんだけれ…

BACCANO! 第8話「アイザックとミリアは我知らず周囲に幸福をまきちらす」

アイザックとミリアが大活躍。やってることは滅茶苦茶なんだけれども、底抜けにポジティブな彼らの言葉が、関わる人物たちを幸福にするという。金があるせいで不幸なんだから失くせばいいと言いながら自分たちで持っていくのはいろいろと間違っていると思う…

BACCANO! 第7話「すべてはアドウェナ・アウィス号の船上からはじまる」

時間をさかのぼって、不死者の誕生が描かれる話。セラードの行動原理や彼とマイザーとの因縁を見せて事の発端を描きながらも、同時に新キャラを大量投入して来たりして、ただでさえややこしい話をさらにややこしくしてくるのには、よくやるなぁと感心。しか…

BACCANO! 第6話「レイルトレーサーは車内を暗躍し虐殺をくりかえす」

2週間休んでの久しぶりの放送で、話についていけるのかなぁとか思っていたんだけれども、意外に覚えているというか、OPに挿入される前回のあらすじがよく出来ているというか。こうして見ると場面転換や登場人物が多い分、それぞれの筋や登場人物の動機はシン…

BACCANO! 第5話「ジャグジー・スプロットは泣いて怯えて蛮勇を奮う」

前回のラストで顔出ししていたレイルトレーサーが、物語に参入して三つ巴の状況を更に複雑になるのには、ちょっと驚きましたが、他に大きな動きがなく話的にちょっと停滞気味。 既に幹部になっているフィーロが、マフィアの幹部になる場面を今更見せるくらい…

BACCANO! 第4話「ラッド・ルッソは大いに語り大いに殺戮を楽しむ」

白いスーツを着た一団のリーダー、ラッド・ルッソが大活躍。黒服の男を執拗に殴りつづける様子は、まさに快楽殺人者といったところですが、緩んだ奴らをやるのが楽しい、という彼自身の言葉のおかげで何がしたいのかは分かりやすく。仲間の死体をためらうこ…

BACCANO! 第3話「ランディとペッチョはパーティの準備で忙しい」

兄を探す少女、マフィアの少年と不死の薬?を作った老人、そして前回からの続きである大陸横断鉄道の車内と、時間と場所が異なる三つの物語を並行して進めるという、なかなか捻った見せ方。めまぐるしく場面が切り変わるんだけれども、テンポがよく引き込ま…

BACCANO! 第2話「老婦人の不安をよそに大陸横断鉄道は出発する」

前回から話が繋がらないんだけれども、とりあえず時間をさかのぼって列車が出発するところから話がはじまるということでいいんでしょうかね。 列車に乗り合わせる怪しげな人物たちに曰くありそうな積荷と、いかにも何かが起こりそうなもったいぶった作りにな…

BACCANO! 第1話「副社長は自身が主役である可能性について語らない」

副社長と助手が物語を俯瞰することからはじまる導入ということで、なかなか捻った構成になっているわけですが、登場人物の紹介やそれぞれの視点で物語が進む群像劇としてのこの作品の方向性を、分かりやすく説明していたように思いましたよ。若本規夫による…