BACCANO! 第3話「ランディとペッチョはパーティの準備で忙しい」

兄を探す少女、マフィアの少年と不死の薬?を作った老人、そして前回からの続きである大陸横断鉄道の車内と、時間と場所が異なる三つの物語を並行して進めるという、なかなか捻った見せ方。めまぐるしく場面が切り変わるんだけれども、テンポがよく引き込まれる作りになっていて、それらがどう繋がっていくのか気になるものになっておりました。
少女と列車の方は、まだどう転んでいくのかよく分からないけれど、マフィアの少年の話については、一話で彼が不死者になっていたことからすると、そうなるまでの過程や不死の薬についての設定を説明する話になるのかなと。
食堂車を三者が同時にジャックするというのは出来すぎているんだけれどもなかなか緊迫感のある場面。乗客の動きを止めるための三者の要求がそれぞれ違っていたり、ナイフの男が場違いな自分に気付いて退場したりするあたりが何ともいえない脱力感を醸しだしていましたよ。マフィアの少年がチンピラたちを片付ける場面がいい動きを見せてくれて、殴ったり投げたりというアクションの組み立ても変化があって見ごたえのあるものでした。