BACCANO! 第11話「シャーネ・ラフォレットは二人の怪人を前に沈黙する」

ラッドとシャーネの闘いにレイルトレーサーことクレアが乱入。黒服たちの目的やその中におけるシャーネの立場を知ったラッドが、彼女に対して揺さぶりをかけるところに、クレアが現れ、戦場で銃を持った少年云々の話で逆にラッドを追い込んでいくという流れが、肉体面だけではなく精神面での闘いにもなっていて面白かったですよ。シャーネに加勢する一方でチェスに対する行為の残虐さは、クレアの言う強者の余裕といったところでしょうか。クレアが列車の上で見せる人間離れした体術は、彼がサーカスにいたという設定を生かした演出になっておりました。
1930年の話の方は、マイザーの前にセラードが現れて不死の酒を巡る因縁も大詰め。箱の中から消えていた不死の酒を飲んだ人物は、これまでの話からするとフィーロとガンドール兄弟は確定っぽいけど、アイザックとミリアはどうなっているのか気になるところ。