エル・カザド 第23話「惑う女」

ブルーアイズによって魔女の一族の目的が明かされ、自分の力を恐れるエリスが姿を消してL・Aと接触、ローゼンバーグが満を持して二人の前に姿を現してと、物語の結末に向かっていろいろと急展開。ナディとブルーアイズの自由についてのやり取りや、エリスを引き止める場面での二人の会話が、この作品でやってきたことの総決算とも言える内容でなかなか良かったですよ。それを踏まえた上でローゼンバーグが登場するあたり、それも彼の計算のうちという感じもするわけですが。
公衆電話のベルでL・Aにスイッチが入るところはホラー風味。一度手を差し伸べておいてから放置するエリスがちょっと酷い気もするんだけれども、人にあらざる者として自分と同じ存在だと思った相手が、突然壊れたら逃げ出すのも無理のないところかなと。