らき☆すた 第22話「ここにある彼方」

こなた母降臨がいい話。言葉はかわせないけど心は通じ合っているみたいな泣かせる話で、特にこなた母がそうじろうを選んだ理由を思い出すところで、その理由となったそうじろうの思いを彼自身に改めて語らせ、妻が死んでもその気持ちが変わっていないことを見せるのが心に沁みましたよ。正直お盆でもないのに何で母親が出てきたんだろうという気もするんだけれども、いつものダメ親とそれに呆れながらも付き合う娘のやり取りから、母親の視点に移行してそこからいつも通りの二人を描くのがマッタリ日常系のこのアニメらしいところかなと。
はじめの方の寝る子は育つ云々のネタで、みゆきと会話する場面が回想としてこなたからゆたかへ、その会話がまた回想としてゆたかからみなみへと伝えられてと、回想の入れ子構造になっているあたりが、見ている側の時間の感覚を揺さぶるものとなっていて面白かったです。