瀬戸の花嫁 第23話「過去のない男」

政さんの過去に迫る話。実は記憶喪失で明乃の兄だったというのが、いかにもとってつけた感があるわけですが、中身はいつものハイテンションなギャグの連続で楽しむ事が出来ましたよ。
政が刀を手に取ろうとするところを妨害する永澄が明乃に投げ飛ばされるところや、政と明乃、永澄との関係を誤解する燦、そしてタックルしたら明乃が大変なことになったので次の屋上では投げ飛ばして更に大変なことになる燦のボケ等々、全編に渡って繰り返しギャグが冴えた作り。悪意がなかったとはいえ政が記憶を失う原因を作った上に保身のためにそれをもみ消そうとした豪三郎に、なんのお咎めもないのがイマイチすっきりしないんだけれども、記憶を取り戻した政が彼らの元にいることを選ぶという結末でチャラになっているのかなと。
記憶を失う前の政の声にわざわざ別の声優を用意して、しかも池田秀一というのはそれだけで笑える卑怯な仕込み。あと「初めて親を泣かせた」という委員長がパーマをかける場面でのナレーションが秀逸でしたよ。