さよなら絶望先生 第10話「一人の文化人が羅生門の下で雨やどりをしていた」「生八ツ橋を焼かねばならぬ」

1クールアニメなのにここに来て新OP。女性キャラを前面に出してキャラ紹介を兼ねるという、作りとしては定番のものながら、ポップアートを思わせる色使いが印象的な仕上がり。手を伸びてくるカットが異彩を放っておりました。
文化祭に修学旅行と学校行事をまとめて片付けるわけですが、どちらも屁理屈をこねる先生のおかげでグダグダになるという。特に前半の最低限文化的なラインを決める過程は登場人物たちの見せ場もあって面白く、最後に小学生レベルの理科の実験に落ち着くという微妙さがまたなんとも言えない味わいが。後半の三途の川でのやり取りもシュールでしたよ。小ネタを文字で挿入するのが新しい手法なんだけれども、切り替えが早くて全部追えなかったりするのは、もう一度見ろという事なんでしょうか。
CパートはフジTVで土曜の朝にやっているご意見紹介番組のパロディとなっているわけですが、いかにもなネタばかりがチョイスされていて、作る側のそのくらい分かってるんだよとでも言いたげな皮肉がうっすらと感じ取れると共に、分かっていても出来ない事情があるのかなぁと思えるものでした。