エル・カザド 第24話「逝く男」

L・A死す。ローゼンバーグに操られた挙句、エリスに会うこともなく逝くのが哀れでしたが、最後にエリスを求める自分自身の意思を確認する事が出来たのがせめてもの救い。考えてみると洗脳が解けた時点で、リカルドと戦う理由がなくなっていたような気がしなくもないんだけれども、これまでの因縁もあるし彼自身の意思で戦うことに意味があったのかなと。最後を看取ったリリオと幼い頃のエリスを重ねる演出が、過去の幻を追いかけていたL・Aという存在のはかなさをを感じさせるものとなっておりました。
後ろから撃たずに、あえて自分の存在を気付かせてから決着をつけるリカルドの漢ぶりがカッコよく、L・Aの変態アクションは短いながらもキレがあって、彼の最後を飾るのにふさわしいものでした。