キスダム -ENGAGE planet- 第24話「光姫 オクリビ」

衝撃の妖精さん消滅。割れたはずの鏡を何故か持っていたり突然ベルゼブが暴走をはじめたりと、あいかわらず強引な展開だったりするんだけれども、ヴァイレとヴァラールが実体化して、ヴァルダがシュウに抱きつくあたりから盛り上がってきて、最後の合格宣言では、ちょっと涙ぐんでる自分がいたりしましたよ。伝承者と僕という形式的な関係ではなく、4人の心が通じ合ったところで、それぞれの役目を果たすというのが泣ける展開となっておりました。
ここまで引っぱってきたのにアッサリと退場する七生、強いんだけれど空手着を着て出てきたのに日本刀を振り回すのがよく分からないマサキ、乃亜の説得だけでいい人モードに入った司令と、いつもながらの超展開なんだけれども話の密度が高くて勢いもあって、おいおいと思いながらもけっこう楽しめたり。
アイバが司令への復讐をスッカリ忘れているのもどうかと思うところですが、由乃一直線の彼の分かりやすい行動原理が分かりやすくて物語を引っぱっているんだろうなと。それだけに他の女性キャラに比べると魅力に乏しくアイバとの関係も描写がたりないのが、不安材料だったりするわけですが。
作画は怪しいところもあったけれど、キスダム的には良好。妖精さんの最後の表情や、地球をバックにオーロラみたいなのが出るあたりが良かったです。