瀬戸の花嫁 第25話「家族ゲーム」

燦と永澄のささいなケンカから、人魚の貴族に燦がさらわれるところにまで話が広がったりしてラス前らしくシリアス寄りの展開。
靴下の脱ぎ方から、少しずつ対立が大きくなって二人の関係にまで事が及ぶのが妙なリアリティがあり、永澄が燦のいない日常を噛み締めるくだりも彼の燦に対する気持ちを再確認させるものとなっておりました。巡が永澄に発破をかけるところから潜水艦が浮上して燦の救出に向かう場面はなかなか熱い感じで、三河と永澄が協力するという流れは、前回の話での三河に対する永澄の言葉があればこその盛り上がりといったところ。
今回が初登場の燦をさらう貴族はセリフを聞いた瞬間に分かる悪役ぶりが分かりやすく、喋るだけで彼に対する不快感が増していくのがよく出来たキャラ設定で、ルナが語る彼に関する黒い噂だけで救出に向かうという流れがちょっと苦しいような気もするわけですが、あのキャラなら誰が見ても悪いヤツに思えるという納得の展開。全体的にギャグが少なめだったけれど、委員長のアマゾネスネタや、潜水艦を追いかける三兄弟といった小ネタが面白かったですよ。