CLANNAD 第1話「桜舞い散る坂道で」

AIRKANONと来て、KEY原作、京都アニメーション製作のアニメがついに地上波に登場したわけですが、画面が左右ぶった切りの4:3でちょっとションボリ。冒頭で主人公と渚が出会う場面での顔のアップが窮屈そうでしたよ。まあ緻密な背景と丁寧な作画はこれまで通りに素晴らしく、途中で気にならなくなって普通に見入ってしまいましたが。街が好きじゃないと語る主人公の言葉を反映し、黒い影として描かれる鉄塔や雑草の生い茂る空き地といったモノトーンの風景と、渚と出会った時の満開の桜の花の鮮やかさとの対比が印象的でした。
話の方は人物紹介と演劇部を復活させるという物語の当面の目的が示されるといったところ。それぞれのヒロインの特徴が分かりやすく、渚の両親のおバカさには笑いました。いかにもな学園コメディといった日常を描いておいて、主人公自身がどっぷりと浸かっているにも関わらず、随所にそれを否定するモノローグが入るのが気になりましたよ。