CLANNAD 第2話「最初の一歩」

学校内をウロついている主人公がヒロインと遭遇したりして、KANONと同じ作りだなぁと思いつつも、まあ元のゲームからして同じ形式になっているんだろうし原作に忠実に作るのなら似てくるのも無理もないのかなと。単に無気力な人物だったKANONの主人公と比べると、今作の朋也は父親との不和やバスケでの挫折と複雑な問題を抱えているようで、より人格が掘り下げられている模様。ポスターを貼っているところを友人から茶化される場面で、手を固く握り締める描写が、無気力を装う彼の内面を垣間見せるものとなっておりました。
シリアスな描写を見せる一方で、およそ通常の基準からかけ離れた個性のヒロインを登場させたりするのが、バランスが悪いというか無謀というか。でもそこから感動のラストに持っていくんだろうなとか。ヒロインのひとりが格ゲーばりの多段蹴りを決める派手なアクションと、終盤で主人公がドリブルをするところでのリアルなボールの動きと、場面の雰囲気によって作画の傾向を使い分けているのが印象的でした。