げんしけん2 第5話「マダラメ総ウケ」

荻上の妄想劇場に悶絶しましたよ。原作では笹原と斑目の絡みが少し描かれていただけだったのに、げんしけんメンバーが全員参加するドロドロの愛憎劇に仕立て上げたアニメ版スタッフのやる気に感服。荻上による脳内補正を反映したりんしんによる頭身の高い端正なキャラクターたちに声優陣によるシリアスな演技、そして屋内プールだったり高層ビルだったりするやたらと都会的な舞台にと、いつもとのギャップに大笑いさせてもらいました。
ノートの落書きを見た咲の勘違いにより、荻上と笹原の関係を描く終盤の山場へと話が動き始めるわけですが、そもそも対象に興味があればこそのやおい妄想なわけで、咲の勘違いもあながち的外れでもないのかなぁと思いましたよ。Cパートで描かれる咲と大野のリアクションの違いを見せられると、一般人とオタクの間に横たわる深くて広い溝を実感せずにはいられないわけですが。