BAMBOO BLADE 第10話「宮崎都の憂鬱と初大会」

サブタイトルに加えて、実家に戻ったコジローが理不尽と戦う決心をする話。彼の無気力さの原因の一端が明らかとなりつつ、両親の姿を見た彼が理不尽に立ち向かおうとするのが地味にカッコよくて応援したくなったりしましたよ。あの都を怯えさせる中学時代の友人は只者ではない様子で、都との間に何があったのか気になるところ。コジローを退職に追いやったオバさんの娘であるのも因縁を感じさせるもので、物語に深く関わってきそうな予感が。
大会の方は珠姫が面を決める場面だけ見せて、残りをコジローによる説明で流しちゃうのにはおいおいと思ったりもしたけれど、とりあえず各部員の現在の実力を確認する役割は果たしていたように思いましたよ。DVDを諦めて父親に誕生日のプレゼントを贈る珠姫の素直さに、なんだか癒されるものがありました。
バイトを通しての成長と挫折、父親へのプレゼントと与えられる小遣いと随所で対比される珠姫とコジローの行為が印象的。