CLANNAD 第10回「天才少女の挑戦」

ことみルートに突入。浮世離れした彼女を見かねた朋也が、例によって面倒を見ることになって友達を作ろうとするわけですが、なんというか行動様式の違いがここまで別物だと努力でどうにかなるというレベルを超えているような気がしなくもなく。
挨拶を使ったくり返しギャグや、殺人的な腕前のヴァイオリン等々、随所に散りばめられたネタは面白かったんだけれども、話の方が何をやろうとしているのかイマイチ見えてこなくて、一応、両親の話を振られたときのことみの反応や、朋也に気があるらしい藤林妹、そして朋也を待って共に登校する渚といった動きもあるみたいなんだけれども、アニメにするにあたってゲームのシナリオを、放送時間に合わせて適当に切り分けただけのようにも思えてしまって平板な印象。まあキャラを見せるという意味では、いつもながらの丁寧な作画と合わせて、見る側が話の方に余分な注意を払う必要もなくそれに集中することが出来るようになっているわけですが。
ことみが熊の着ぐるみに抱きついたり藤林姉に抱きつかれたりするあたりの密着感が柔らかそうで素晴らしかったですよ。