CLANNAD 第11回「放課後の狂想曲」

休日の図書館にヴァイオリンの発表会、そして最後に現れる不審な男にとイベントがいろいろと。発表会は予想通りの展開ながらも、観客たちが苦しむ様子や気絶する瞬間に入る止め絵がテンポよく繰り返されていて面白かったですよ。図書館で朋也が見る夢はシュールな内容となっていて、彼の複雑な内面と周囲の人物との関係を象徴しているようないないような不思議な味わいが。久しぶりに描かれる彼の父親との関係は、休日の図書館に一人でいることみもまた家にいられない事情があることを暗示しているように思いました。
冒頭でことみがボンジュールを区切って言うところの、一語ごとに変わる表情をはじめとして、今回も女の子の可愛らしさを丁寧に描く作画が素晴らしく、発表会の帰りの打ち解けた雰囲気から、不審な男が現れて一気に緊張感のある場面へと切り替えるのも見事でしたよ。