ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス- 第12話「強襲−灼熱の使者−」

新しいドラゴンが現れて地球が大変なことになるわけですが、ドラゴン関係の件を追っていたジャーナリストがジンを助けたり、ギオに強く執着していた友人が突然逆ギレしてジンとギオを殺そうとしたり、基地に保管してあったドラゴンらしきものが結局何なのか分からないまま廃棄されたりと、「トアが何を考えているかわからない」というジンのセリフに倣って言ってみれば、むしろ登場人物のすべてが何を考えているのか分からない状態。というかスタッフも何をやっているのか分かってなさそうな気が。
老科学者が実はドラゴンだったというサプライズも、彼の組織における地位がよく分からなくて伏線も見え見えだったのであまり効果的ではありませんでした。変身した彼と新ドラゴンとのバトルもそれぞれの色の球体が飛び回った後に止め絵になったりして、ここまでけっこうがんばっていたCGも息切れの模様。
一応、人間とドラゴンの関係みたいなのが作品の中心にあるんだと思いますが、登場人物たちが場当たり的に動きまわるこの物語を、この先をまとめることができるんでしょうかね。