のらみみ 第1話「居候の世界」「うたうコトリ」

アバンのどこかで見たような気がするんだけれども実際にはどれでもないというパチモノ感がなんともいえない味わい。
居候キャラが日常的に存在するという夢のある設定でありながら、キャラが居候先を仲介する業者が存在したりして妙に現実的な設定が面白かったですよ。人間も含めてデフォルメの効いたほんわかとした絵柄ながら、一話目からキャラ離れできない子供(というかもう大人なんだけど)とキャラの関係を描くあたり、毒気のある作りとなっておりました。後半も主人公をのヒネているけれどもやさしいところもある性格を見せるものとなっていて、親しみを感じさせるものでしたよ。
なかなか皮肉の効いた内容で、確かに面白くはあるんだけれども、正直深夜にやってウケるんだろうかと思いつつ、だったらいつ放送するんだという気もして、なんとも微妙な作風。まあ、こういう作品がアニメ化されるのも深夜枠ならではといったところでしょうか。