Yes! プリキュア5 第49話「夢と希望のプリキュア5!」

最後に敵を倒してめでたしで終わるのではなく、言葉による説得で改心させるのが夢と希望をテーマにしたアニメらしいところですが、最終話の数分でそこへ持っていくのはさすがに苦しくて、カワリーノでなくても今までの戦いは何だったんだと言いたくなるというか。序盤のバトルはよく動いてくれましたが、肝心なところで微妙だったりして作画的にも辛いところがチラホラとあったのが残念。教師を目指すというのぞみのやりたいこと探しの結末は、これまでに描かれてきた彼女のキャラクターやココからの影響を受けたということでなかなか良い選択だったように思いました。
シリーズを通してはプリキュアが5人に増えたおかげで、レギュラーの登場人物たちの関係やその変化を描く話のバリエーションが増えていたけれど、その分、敵側の描写が薄くなってしまって後半の盛り上がりに欠けた印象。まあ、そこら辺はプリキュアシリーズ全般に言えることで、本来の視聴者に配慮してのことなのかなぁという気もしますが。いつでも元気いっぱいののぞみや、ほかのプリキュアたちを見ているのは楽しかったですよ。