Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち- 第1話「猫は笑わない」

見るの忘れてて感想を書くがかなり出遅れてるんだけれども、けっこう面白かったし明日再放送があるらしいので一応。
いきなりヒロインが殺されるところからはじまるのが意表をつくわけですが、次の場面では普通にベッドに寝ていたりして、夢オチかと思わせておいて眼鏡がないことで現実の出来事らしいことが仄めかされて、冒頭からちょっと捻った展開が面白く。
不死というモチーフ自体はよくあるもので、それを生かして「痛い」描写が盛り込まれているのも特に目新しいものではないけれど、派手なアクションを決めたり男たちを利用して事を進めたりするヒロインが魅力的で、その彼女が大変な目に合わされるエロとグロの混じった場面には倒錯したものを感じさせるものでしたよ。その一方で、起き抜けにウォッカをあおるところをはじめとして登場人物たちがとにかくお酒を楽しそうに飲むのが印象的で、作品全体に漂う気だるさがなんとも心地よかったりもして、相反する要素がうまく両立させて独特の雰囲気を出しているように思いました。
アクションに力が入っていて、特にホテルでのバトルはヒロインが死なないことが分かっているのにもかかわらずなかなか緊迫感。彼女に助けられる大学生が、やたらと影が薄くて、まあゲストだからこんなもんだろうと思っていたら、なんか最後に事務所に採用されて実はレギュラーだったらしいことにはちょっとビックリ。