true tears 第5話「おせっかいな男の子ってバカみたい」

今回も主人公を中心に女の子たちの動向を描いていく作り。モテモテな主人公に対して羨ましさを覚えつつもその鈍感さにやきもきもさせられて、自分の置かれている状況に早く気づけよと思うと同時に、気づいたら気づいたで大変なことになりそうでもあり。
野絵と比呂美が弁当を食べる場面は、なんとも言えない気まずさの感じられる場面でしたが、乃絵の他人と接することが不器用な姿が強調されるものとなっていて、翌日に避けられるあたりにはいたたまれないものがありました。
比呂美の部屋での主人公と彼女の会話を、それぞれの視点から繰り返して見せるののは戸惑わせる演出なんだけれども、いいわけするかのように彼女のためであることを強調する主人公と、単純に怒っていることを強調するかのように言っていることを繰り返す比呂美との、心の声の対比が面白かったですよ。比呂美の母親の顔が切り取られているのも気になるところ。
入ってくるなという思わず本音が漏れたといった感じの愛子のセリフにはドキリとさせられて、次回への引きの上手さには毎回感心させられますよ。