狼と香辛料 第7話「狼と正しき天秤」

銀貨の件がひと段落して新展開。ホロが胡椒を売る場面でロレンスも気づかなかったトリックを見破るところや、借金云々の理屈に加えて上目使いという女の武器を使って彼に油をねだるあたりのやり取りは、さすがは賢狼といったところでロレンスも形無しだったりするわけですが、桃の蜂蜜漬けの話にものすごい勢いで食いつくあたりが可愛らしくてよろしかったですよ。ホロが尻尾を手入れする場面が多かったのも印象的で、人間の女の子が髪の毛を気にするのと同じような感覚で、狼である彼女なりに気になる異性の前で自分を美しく見せようとしているのかなと。
終わり際に出会う羊飼いの少女は新展開の鍵となりそうな人物だったりするわけですが、彼女に見とれるロレンスや、その脇で面白くなさそうな顔をしているホロとの絡みでラブコメ要員としても期待大。作画スタッフがアルファベットばっかりだったけれど、あまり気にならないというか、むしろかなり丁寧な感じで、これまで放送したなかでも安心して見れる出来になっていたのには驚かされました。