true tears 第7話「ちゃんと言って、ここに書いて」

眞一郎モテまくりの巻。視聴者から見れば好意を持たれていることは明らかだったわけだけれども、乃絵とお付き合いすることになったり、愛子からキスをされたりと彼という人物がそれを意識するところとなって話が大きく動くものとなっておりました。気持ちを指摘された乃絵が逃げ回るあたりは、眞一郎にまとわりついていたこれまでの行動とは正反対で、露骨な変化がおかしくもあり可愛らしくもあり。石を並べて文字を書くところもなんだかほのぼのとする場面となっていましたが、眞一郎の態度の急な変化を見ると比呂美の件から逃げようとしているようにも見えてしまうのが引っかかってしまいましたよ。無理矢理弁当を食べさせたり飛ぶの飛ばないのという乃絵の訳の分からない話から、彼女と比呂美のケンカに発展する場面は妙な面白さがありました。
ラストの愛子の行動により、眞一郎が彼女の好意を知るところとなって人間関係がさらに複雑になるわけですが、愛子の気持ちが自分にないことが分かっていてもあきらめきれないといった感じの三代吉が切ないところ。愛子の言葉を遮ったり眞一郎に譲るかのような独白をしてみたりと、彼もまた逃げているわけですが。