機動戦士ガンダム00 第20話「変革の刃」

ルイスの左手は改めてかわいそうなんですが、GN粒子が原因というのがなんだかとってつけたような。現実世界でも再生医療の可能性が開けてきたわけだから、見る側としては未来を舞台にした作品でそれが出来るのは当然と思うわけで、できない理由を提示する必要があるんだろうけれど、登場人物をどん底に落とすためのご都合的な設定にも思えてしまいましたよ。まあ、粒子の毒性が徐々に搭乗者や周囲に影響を及ぼすみたいな複線だったりするのかもしれませんが。姉の件もあって不幸続きのサジがどうなるのか気になるところ。
セルゲイたちがトリニティを撃退するくだりは、される側の素行の悪さもあってなかなかの爽快感。各勢力にガンダムと同等のMSが配備されたことに加えて、トリニティに接近することで明らかにされる王の目的やら、監視者でありながらヴェーダに潜入するアレハンドロやらと、話が大きく動きはじめた印象。コーラサワーの「考えたことありません」発言には噴きそうになりながらも、重い雰囲気の中で見せるその単純さには感動すら覚えてみたり。