狼と香辛料 第8話「狼と羊飼いの子羊」

羊飼いの娘、ノーラを加えての道中。ロレンスとの会話から、羊飼いという存在と、雇い主を替えることなど思いもよらないといった感じの、ホロとは対照的に純朴な彼女のキャラクターが浮かび上がるようになっていましたよ。
ロレンスに擦り寄ってみたりつねってみたり、尻尾を手入れする自分のことだと思ったら羊飼いの話で拗ねてみたりと、今回もホロの大変可愛らしさは格別。「話すのを嫌がっていた」から「その方が落としがいがある」云々のやりとりで、ホロが機嫌を直すのは、似合わないことを言う彼がおかしいというのもあるんだろうけれども、傷つけるようなことを言ったにも関わらず彼女の心情を察してか軽くはぐらかすロレンスがいつもどおりで安心といったところでしょうか。
ノーラを避ける街の人々やロレンスの持ち込んだ荷物に対する役人の戸惑ったような反応、そして最後に現れる彼を探す人物と、シリーズも後半に入って物語が不穏な雰囲気に。ホロが桃の蜂蜜漬けにありつくには、乗り越えなければならない問題がまだまだ待ち受けているようですよ。