俗・さよなら絶望先生 第9話 「一人より女夫の方がええいうことでっしゃろ/奥の抜け道/絶望ファイト」

正月明けと夏休み明けのボケをネタにした話に、脈絡なくウルトラファイトのパロディが入るという構成。同じような題材でも、中心となる人物が変わることで、別の切り口となるのが面白く、珍しくマリアが中心となる正月の話は、彼女の無邪気さが災難を呼ぶといったところで、千里が中心となる夏休みの話は、ドジっ子になっても極端な様子に、それぞれのキャラクターが出ていましたよ。
絶望ファイトはやる気のなさそうなナレーションに乗せて、とりあえず殴り合って食うというワンパターンな展開ながらも、言葉を獲得したら争いが増えたり、文明を築いてもやっぱり食べてばかりだったりと、なかなかに風刺の効いた内容となっておりました。