CLANNAD 第20話「秘められた過去」

古河一家に馴染んでいく朋也を描きつつ、渚と両親の過去や渚のやろうとしている劇の内容や明らかにされ、最終回に向けて物語の核心へと迫っていく話。
今回は父親の視点から過ちとして、過去の出来事が語られるわけですが、前回の様子からすると渚としては両親に迷惑をかけたと思っているようで、ここら辺の意識のズレがどのように解決されるのかがポイントになりそうですよ。劇の内容が、作中に何度か挿入されてきた少女とロボットの話で、同じ内容が朋也の記憶にも引っかかっているあたりも重要な意味がありそうですが、原作がKeyのゲームであることを考えるとお馴染みの超展開の複線のような気がしなくもなく。
渚の気持ちを代弁し朋也に逃げていることを気づかせる春原が、男の友情を感じさせる役回り。校内を5周するあたりはあいかわらずなんだけれども、いろいろと分かっているところも見せてくれたりして、なかなかに深みのある人物として描かれていて、ここに来て大きく印象を変えるものとなっておりました。野球の場面で、父親が渚の本音を引き出すあたりの自爆ぶりに笑いながらも、照れる渚と朋也の初々しさには、なんだか顔がニヤけてしまいましたよ。