BAMBOO BLADE 第24話「剣と道」

室江高剣道部の危機の解決編。壁にぶつかったり悩んだりしている仲間を、理解したり本音をぶつけ合ったりすることで、剣道部が再び結束するのは青春モノらしい展開で、前回、複数の問題を解決の糸口もないままに重苦しい雰囲気で引っ張っただけに、今回の話でそれらが一気に片付くのは気持ちのいいものがありました。
特にサトリが啖呵を切る場面は、普段のあのキャラクターと、だからこそ生まれるセリフの説得力のおかげインパクトがあるものに。タマの気持ちを代弁するだけのユージはあいかわらずの地味な活躍でしたが、その言葉がタマを立ち直らせ、コジローを動かすという繋がりを生み、さらに先輩の件にダンを絡めて来るあたりも上手い展開。部の危機に対して登場人物たちが何かしらの関わりを持つことでそれが解決されるということで、非常に良く練られた作りとなっていて感心しましたよ。