みなみけ〜おかわり〜 第12話「もう一口が辛いのです」

季節外れの運動会をやりつつ、冬樹が転校していく話となっているわけですが、転校話によくある走って追いかけるみたいな別れの場面を入れて盛り上げることもなく淡々と去っていく冬樹が印象的でしたよ。運動会の係をやったり共に下校をしたりと一緒にいる時間があったのに、自分の気持ちを最後まで表に出せない冬樹とそんな彼に苛立ちを感じて邪険に扱う千秋が最後まで打ち解けることがないままに終わるのは、スッキリしないものが残るわけですが、取り戻せない時間を残して行くということで、これはこれで後を引くものになっておりました。
まあ、こういう子供心の後悔みたいな苦い話を、この作品でやることを求められているのかという問題もあったりするわけですが。