マクロスFRONTIER 第7話「ファースト・アタック」

敵勢力とのはじめての本格的な交戦ということで、画面的にも見せ場的にも密度の高い戦闘が熱かったですよ。戦艦が変形するというマクロスの伝統のハッタリをきちんと踏まえてくれたくれたのも満足度の高いものでした。
前半の空気だったアルトが後半で活躍するのは、さすがは主人公といったところですが、機体を乗り捨てた時の状況からするとシェリルのイヤリングを速攻で失くしてそうでひと悶着ありそうな予感が。ラストナンバーを歌う直前にシェリルが涙ぐんだり強がったりしたあとに、戦っているアルトたちのために歌うことを宣言する場面は感動的。敵の戦艦の中でその歌が聴こえるあたりは、よくある感動演出のような気もするところですが、マクロスらしく歌が物語の根幹に関わる設定の伏線のようにも思いました。
CGの戦闘についてはひたすら見入ってしまうほどの出来栄えだったけれども、作画敵に人物の表情と声の演技のテンションがあってない部分がチラホラと目に付ついたのが、もったいなかったです。