図書館戦争 第6話「図書隊ハ発砲セズ」

予言書については語られるその内容からすると、ブラッドベリ華氏451度かな。本が検閲される世界を舞台としているということで、おそらくはこの作品の着想にも影響を与えていると思われるので、オマージュを捧げたといったところでしょうか。別の世界の人から見たら云々という小牧のセリフは、場合によっては銃火器の使用も許可されるという特殊な設定に対して、いいわけとも取れる自己言及となっていましたよ。
話的には、小牧の視点から笠原と堂上の類似点が語られるといったところで、無鉄砲な堂上が気持ちを抑えて殴るのを思い止まる姿が笠原の成長の可能性を示唆するものとなっておりました。市街地で発砲があったことに対する手塚の意味ありげなといかけが気になるところですが、ここら辺は彼の父親に関係した話に持っていく前振りになっていそうな予感。