Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち- 第5話「聖夜は輝かない」

前回から30年後の話。燐の行方を追いつつ、シリーズも残すところ2話ということで、傍観者だったエイポスが積極的に動きはじめたりして終結に向けて物語が大きく動き始めた模様。データをダウンロードすることで服やバッグのデザインが変わったりする未来っぽい描写もなかなか楽しく、エログロ成分も大増量となっておりました。
記憶を失った燐の恋人が電話をかけてくる人物と似ていたり、サイボーグの人が燐と同じ姿に改造されていたりするのが印象的。どちらの場合も想い人の姿を追い求めているといったところなんだと思いますが、前者が普通の人間として生きることの出来ない哀しさみたいなのを描く一方で、後者は燐として扱われることに屈辱を感じているような表情を見せながらも、彼女のことを常に考えていることを明かしたりと、なかなか変態度の高かったですよ。
好奇心旺盛な三代目前埜が可愛らしく、彼女の活躍で燐が記憶を取り戻し、そのキャラクターが陰惨な展開に彩りを与えていたわけですが、終盤で放置されていたのがちょっと残念。一応現場の近くにはいたので最終回でも話に絡んでくれることに期待したいところ。