RD 潜脳調査室 第10話「至高の話手」

AIにとらわれたハルをミナモが助け出すということで、二人の繋がりを描く話。これまでにも何度か同じ事をやっているわけですが、今回はミナモが直接メタルに潜って助けるのが、物語の進行に合わせて二人の絆が強くなっていることを感じさせるものでしたよ。というこの作品のキーワードである地球律とミナモに興味を持ったAIが再び海の底に帰るという結末は、この二者に関連性があることを仄めかすものとなっておりましたよ。
集中力には自信があるといいながら、速攻で排出されるソウタのヘタレ具合が何とも言えない味わいで、何を見せられたのかハッキリさせないあたりも面白く。ハルの名前や彼がAIと会話する部屋の雰囲気、そしてレイアウトの取り方が、どことなく似ているあたり、作中でも言及されていた2001年宇宙の旅へのオマージュとなっていたように思いました。