スレイヤーズREVOLUTION 第1話「AMAZING 驚愕のドラグスレイブ!?」

10年以上前に人気を博したシリーズのTVとしては4度目のアニメ化だったりするわけですが、その10年前と全く変わらないノリが懐かしくもあり痛くもあり。自分を天才だの美少女だのと言ってのける自意識過剰気味な主人公が、強力な魔法でいろんなものを吹き飛ばすという展開が往事のままでしたよ。
キャラクターデザインも前の三作を手がけた宮田奈保美が担当しているわけですが、原作や以前のシリーズの特徴を残しながらも、柔らかい感じになっていて意外にも、あまり古さを感じさせないものにリメイクされていたように思いました。
話的にはキャラクター紹介と事件の導入を兼ねた第一話となっているんだけれども、前半の海と後半の街とで舞台が全然別の場所になっていたりするのがちぐはぐで、細かい場面の切り替わりも上手く繋がってないような印象。絵的にはよく動いていましたよ。
21世紀にもなって前世紀と同じノリを再現できるのはすごいなぁと思うわけですが、正直今それをやられてついて行ける人がどれだけいるんだろうかと、疑問を感じずにはいられませんでした。