夏目友人帳 第1話「猫と友人帳」

人にあらざるモノが見える主人公が、あるキッカケからそれと関わって行くことになるということで、よくある物語なんだけれども、そのキッカケであり作品のタイトルにもなっているな友人帳の設定が面白かったですよ。主人公を人外の存在と繋ぐだけではなく、同じ境遇にありながら自らそれらと関わることを選んだ祖母とを繋ぐものとなっていて。
パートナーになるニャンコ先生がコミカルで可愛らしく。本気になればけっこう強いのに主人公から友人帳を奪い取ったりせずに、用心棒となるあたりは彼の祖母との近しい関係にあったことを想像させるものでした。一つ目の妖怪が主人公を追う理由が孤独を募らせた結果というのも哀れ。
物語の出来事のすべてに祖母の存在が影響していて、どんな人物で何をやったのかと強く興味を引くものとなっておりましたよ。