ブラスレイター 第15話「神を讃える千年の騎士」

もともと神の存在が大きい意味を持つ作品でしたが、ここに来て一世代先を行く武装を持つ宗教団体が話の中心になるという。ゾイドみたいなメカもいたりして、いきなりトンデモ度が急上昇したような気がしなくもないところですが、これまでの地味なメカアクションから大きく方向転換したのは注目したいところですよ。
ツヴェルフとザーギンのそれぞれが神への信仰を語るわけですが、前者が試練を与える存在とする一方で、後者は新しい世界をもたらすものとしているあたりに、両者の立場の違いが現れていた印象。800年間潜伏していたツヴェルフが表に出てきた理由が、ザーギンを倒すためということになっているんだけれど、そもそもザーギンに力を与えたのが長官だったりして要するに自作自演のような気も。死体を復活させようとまでする隊長の執念には驚きながらも、何が彼にそこまでさせるのかと気になったりしましたよ。