魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第4話「豪太」

豪太の人物像を掘り下げる話。魔法遣いの血筋であることが明かされたことで、母親が家を出て行ったり友人から疎外されたりと同情を誘うものとはなってはいましたが、にもかかわらず魔法遣いの研修はしっかり受けて、ちょっと腐って見せるだけだったりとどうにも煮え切らないというか。まあ、自分の境遇を受け入れたくないんだけれども、どうすればいいのか分からないみたいな青春の葛藤みたいなところから彼の成長を描きたいんだと思いますが。
背景の方はあいかわらず。アバンの食事の場面でテーブル高さと画面奥の窓の大きさが微妙に合ってなくて騙し絵みたいな感じがしたのと、回転寿司を食べる場面でソラが大食いらしいのに、皿が積み重なっていくみたいな描写をいれずにセリフだけで説明してたのと、やっぱり背景の長回しにセリフをかぶせる場面が多用されてたのとで、写真として既に存在する背景にあわせて場面を構成する苦労みたいなのが偲ばれました。