ストライクウィッチーズ 第7話「スースーするの」

今回明らかになった事実。
・アレはズボン。
パンツのようなもの改めズボンが見つからないことからエーリカが取った行動が、基地全体を巻き込む大騒動に発展する話。周囲の人物たちが大騒ぎする一方で、事件を起こした張本人であるエーリカが一人で落ち着き払っているあたりにマイペースな彼女のキャラクターが描かれておりました。
フランチェスカにとってはとんだとばっちりですが、彼女が逃げ回ったおかげで騒動が大きくなったわけで役回り的にはおいしいところ。水着を着てない芳佳に対して、坂本が上着をかけるという好意は分かるけれども問題が解決してないというズレっぷりや、出撃準備の時に芳佳が下半身の状態を大真面目に報告するあたりバカバカしくて面白かったですよ。
他人の衣服を身に着けるという短絡的な解決策に加えて、それによって生じるもにょもにょとした生理的な感覚が何ともいえない笑いを呼び起こすものとなっておりました。
視聴者の住む世界では別の名前で呼ばれるモノを、視聴者の住む世界では別のモノを指す名前で呼んで大騒ぎする様子はほとんど不条理劇の世界といったところで、登場人物たちが次々と他人のズボンを履いていく流れは、そういった意味のズレを強調するものとなっていたとか言ったら考えすぎでしょうかね。考えすぎだと思いますが。
別の人物が履いても一目で誰の物か分かるということで、パンツのようなものと呼ばれていたものが、キャラクターを特徴づける小道具として機能していることがよく分かる話でもありました。