夏目友人帳 第7話「子狐のぼうし」

夏目と子狐が仲良くなる話。子狐の直球なショタキャラぶりが可愛らしく、あれだけ懐いてるんだからそのままお持ち帰りするだろ常考とか思ったりもしましたが、主人公である夏目が、別れる時にさびしい思いをさせないようにとあえて遠ざけるあたりは、子供のころから孤独に生きてきた彼らしいナイーブさなのかなと。子狐が自ら会いに来ることで、結果として彼が自身の臆病さに気づかされるのはいい話でしたよ。
激しい動きのある話ではないのでそれほど気にはならなかったけれども、作画的な労力を減らすためか、子狐がハリセンで叩かれるところをはじめとしてちょっと手抜きに感じられる場面がチラホラと。町にやってきた子狐が夏目を探す場面も、シルエットに町の風景を重ねるというあまり動きのないものとなっていたわけですが、こちらは動かないなりに慣れない場所に来た子狐の不安を心象風景風に描こうとする工夫の感じられるものでした。