ブラスレイター 第19話「過去からの想い」

暴走するジョセフを新キャラのスノウが止めたり、アマンダをはじめとするXATの面々と隊長との因縁に決着がついたりと。
前回から登場の人物に実はジョセフと深い関わりがあって、彼女がジョセフを止めるというのはどうにもとってつけたような展開。彼を正気に戻すエピソード自体は悪くはないんですが、でもここで彼女が止めちゃったらジョセフの姉の存在は何なんだろうとか思いましたよ。まあ、姉の方も基地で何か悟ったようなセリフを言てるだけで、弟であるジョセフのことをそれほど心配しているように見えなかったりもするわけですが。
隊長との決着は、アマンダの機体に書き込まれた文字がアルを正気に戻すきっかけになっていたりして、一応伏線として生かされていた模様。まあ即自ら命を絶つという結末は、この伏線を生かすためだけに彼が復活したようにも見えてやっぱりとってつけたような気がするわけですが。
突然出てきたアンチナノマシンなる兵器については、名前からするとジョセフをはじめとするすべての融合体をなかったことにする性能がありそうで、これまでの戦いがすべて無意味になりそうな予感が。
ジョセフの過去をじっくりと描いていたころは陰鬱ながらも丁寧に作ってる感じがしてたんですが、ここ何話かの展開は路線変更だとしても、コレまでの積み重ねがほとんど生かせず、かといって新展開が物語の方向性を劇的に変化させるでもなく、ただ迷走しているだけの印象。正直この先この物語がどこまで崩壊していくのかを見届けるくらいしか見る意味がない状況になってきましたよ。