夏目友人帳 第8話「儚い光」

かつて妖を見ることができた男と名前のない妖との悲恋の物語。
突然見えなくなるということで人間と妖という両者の立場の違いが強調されていたわけですが、夏目との会話で男が、見えていたときは辛かったと言うあたりは複雑で、見えなくなったことをよいこととして受け入れている一方で、共に過ごした妖のことを忘れられずに苦しんでいたようでもあり。自分を見ることをできない相手に寄り添い、最後には虫となって儚く消える妖の女が哀れでした。
女の妖が自分の名前を当てさせる場面での夏目による見た目まんまの回答に脱力しつつ、ニャンコ先生のちぢれ麺発言に笑ってしまったり。夏目たちからはスルーされていましたが、少なくとも夏目のそれよりはいいセンスしてましたよ。