恋姫†無双 第7話｢張飛、関羽と仲違いするのこと」

張飛と関羽がケンカをして姉妹の契りを再確認するわけですが、大食い対決や悪徳高利貸しの退治、そして謎の仮面の戦士の登場と、盛りだくさんの内容をテンポ良くまとめて湿っぽい話にならないのはさすがといったところ。
ゲストの二人も天然系の大食いに義侠心のある大酒飲みとそれぞれにキャラが立っていて、チビ発言や武器に対するツッコミといった繰り返しギャグが冴えていましたよ。前回はぐれた趙雲が仮面の戦士となって再登場するのは、冷静に考えると全く意味が分からないんだけれども、この作品ならではのユルい味わい。
サブタイトルになっている二人の仲直りも、関羽が張飛を追いかけて来て再会するというだけの話なんですが、孔明の提案を関羽が一度は断ったり、張飛が寂しそうに空を見上げたりといった描写のおかげで、再会する場面がけっこう感動的になっていましたよ。
元ネタが三国志だけに登場人物が多い作品ですが、前回で孔明と入れ替わりに趙雲を外したり、今回は張飛を一人で行動させてそこにゲストや再登場の人物を絡ませたりと、中心となって動く人物を絞り込むことで、見る側が混乱しないように配慮されている印象。作品から受ける印象はかなりユルい感じですが、見せ方はかなり考えられているように思いました。