ストライクウィッチーズ 第9話「守りたいもの」

坂本がウィッチとして限界を迎えつつあるところに芳佳の独断専行、加えて新タイプのネウロイが登場し、シリーズも佳境に入って大きく話が動き始めた模様。
芳佳の部屋での会話で坂本が、芳佳へのねぎらいの言葉をかけた後に何かを言おうとしたところで頼られ、それを言い出せなくなるあたりは彼女の面倒見の良いキャラクターが浮き彫りになる場面でしたよ。言い出せなくなるところの微妙な間とそのあとのいつもの笑い声が、坂本の迷いと自分のやるべきことを改めて確認したことを感じさせる演出で、ミーナの制止を受けてもなお、芳佳への期待を語りそれを見守るために出撃する場面は熱いものがありました。
芳佳については力がつき始めたところで調子に乗って失敗を経験するという良くある展開ではあるわけですが、その結果坂本が大変なことになって、それに加えて友好的な態度を取るネウロイが登場してと、芳佳が隊の中で孤立する展開になりそうな予感が。彼女の戦いを嫌っているという設定がここに来て意味を持って来るんでしょうか。芳佳に嫉妬するペリーヌは話を動かすものの深くは絡んでこないということで狂言回しの役回り。
友好的に見えるネウロイやミーナ宛の脅迫状といった部分でネウロイの謎に迫りつつ、坂本の進退と芳佳と隊のメンバーとの関係が気になるということで、終盤に向けて話の方向性が定まってきたように思いました。
設定的にいって看護婦さんもズボン丸出しなのは当然なんですが、すでに当たり前になっている隊のメンバー以外のものが見れるのは病院というシチュエーションのせいもあってなかなか新鮮なものがありましたよ。