ひだまりスケッチ×365 第9話「ナツヤスメナーイ」「裏新宿のオオカミ PARTⅡ」

前半は吉野屋先生が校長と追いかけっこをしながらコスプレショーを繰り広げるということで、彼女を中心とした話かと思いきや、終わり際に校長の内面にも踏み込んで彼の吉野屋先生に対する意識が明らかになるという。彼女の子供っぽい性格にあきれながらも、教師として信頼を置いていることが語られ、普段の厳しい態度はその信頼の裏返しであることが分かるようになっていましたよ。次々と披露される先生のコスプレが、衣装まで丁寧に描かれていてよろしかったです。
後半は卒業生の作った映画を見てひだまり荘の住人たちが大いに刺激を受ける話。小説を書き始めるのはともかく料理やパラパラ漫画にはりきるのは、方向が間違ってるような気がしなくもないわけですが、とにかく何かやらなきゃいけないという刺激は受けたのは分かるようになっておりました。沙英の元に届くファンレターは、作ったものが他人に受け入れられる喜びみたいなものがあって、彼女が他の住人よりも少しだけ映画を撮った卒業生の近くにいることを描いていたように思いました。ゆのは自分のやるべきことが定まらないわけですが、それでも前向きな様子に思わず応援したくなってみたり。