鉄腕バーディー DECODE 第10話「You're the One」

お台場でのデートでつとむと中杉の距離が縮まる一方で、シャマランの狂った思想が彼自身によって語られ、予告でのセリフにあるように物語が佳境にさしかかるといったところ。
中杉がリュンカの宿主であることは、これまでの描写から予想された通りではあるわけですが、デートの後の幸せいっぱいみたいな状態から、直後に遭遇する祖父の死、そしてお手伝いさんによる存在の否定というコンボで、その力が発動するのはけっこうキツイものがありました。バーディーが確証を得たときの辛そうな表情も印象的。
リュンカであり中杉でもある存在に対して、二心同体であるバーディとつとむがどのような対応を取るのかが物語の主軸となったわけですが、母星と通信したときの状況からするとかなりシビアな選択を迫られそうで重い展開を迎えることになりそうな予感が。
神童にして四千人が死んだテロ事件の唯一の生き残りというシャマランの生い立ちは、彼が狂った思想を持つに至った背景として良くできた設定となっておりました。