夏目友人帳 第11話「ニャンコ徒然帳」

ニャンコ先生のプライベートに迫りながら夏目との絆を再確認する話。
居候先のエビを勝手に食べたり酒を飲んで暴れて地元の妖怪たちからボイコットされたり夏目の友人にたかったりと、自己中心的で傍若無人な振る舞いを見せるわけですが、陰ながら夏目を妖から守りつつたまたま関わっただけの女の子を助けたりして、けっこうお人好しで憎めない人物であることが描かれておりました。偉そうな態度をとっている割に、子猫と一緒にいる夏目を見てショックを受けるあたり、実はナイーブだったりもするのかなと。夏目に対する白アスパラという罵倒が秀逸。
冒頭に女の子と出会う場面を持って来て、その子との交流を中心とした話と思わせるのはちょっとしたフェイントだったけれども、終盤に突然出てきて先生に助けられるというのも唐突な感じがするので、はじめに持ってくるのはちゃんと意味があるのかもと思いました。